世界で一番美しいと言われているフィリピン南西部の細長い島、パラワン島。 日本ではあまりその名を知られていませんが、アメリカの旅行雑誌では「世界で最も美しい島ランキング」で2年続けて「第1位」を獲得しています。
プエルトプリンセサは、そのパラワン島の中心にある州都であり、唯一の都市。 都市化されつつも、田舎の落ち着く雰囲気も残した街並み。観光地としての需要が伸びていく中でインフラ整備が進み、厳かな大自然もある事から、
その名には、「王妃の港」という意味があり、アンダ-グラウンドリバーやアイランドホッピングなど、世界中から注目されている観光名所。
フィリピンでは2番目に大きい都市でありながら、人口密度は最も低いのです。
そしてフィリピンに5つある世界遺産のうち、2つに訪れる事が可能で人気の観光スポットでもあります。
広大なマング口-ブの林では、蛍たちが集まったり、ここ地だけに生息する生き物と触れ合うことができるという、厳かな大自然も残した街。山と海に恵まれたプエルトプリンセサは子供から大人までにおすすめ出来る場所なんです!
日本からのアクセスは、まずはマニラ、ニノイアキノ空港はセブのマクタン空港へ。そこから国内線でプエルトプリンセサ国際空港へ向かいます。
パラワンの他の地への通行口でもあるので、最後の秘境・エルニドや、コロン島などに行く前に立ち寄る事も可能。
知っておきたいプエルトプリンセサ情報
◾︎言語:フィリピンの標準語であるタガログ語がメインですが、観光地として多くの外国人が訪れる事もあり、英語は通じます。
◾︎通貨:フィリピンペソ。 1ペソは、日本円で約2.14円(2019年12月現在)です。
気を付けたいのは、クレジットカードが使えない店が多いという事!フィリピンでは日本や他の国と比べてクレジットカード払いが出来る所が少ないですが、特に島などはホテルやレストラン以外、ほぼキャッシュ払いと思っていた方が安心。そして大きい紙幣ですとお釣りがない事もあるので、細かく持っていた方がおすすめです。
◾︎両替所:市内には両替所や銀行がたくさんあり、中でもレートが良いと言われているのはリサール通り沿いにある『ASマネーチェンジャー』という所。もしローカルの場所が恐ければ、銀行に入った方が安心ですね。
◾︎ATM:街の至る所に銀行のATMがあるのがフィリピンの特徴でもあります。多くはVisa やMasterCardの引き出しも可能です。
おすすめの観光スポット
◾︎ホンダベイ
ビーチと言えば、アイランドホッピング。その中でも大人気なのが、ホンダベイ!
ホンダベイにはLuli island, Starfish island, Pandan island, Pambato island, Cowrie islandという、5つの島々があります。透きとおる青い海に砂浜、海の楽園とも言えるホンダベイの島々。アイランドホッピングに参加して、それぞれの島を楽しんで。シュノ-ケルや防水用カメラなど、レンタルしてくれる所もあります。シュノ-ケリングで少し潜るだけで、透明感溢れる水中に美しい魚たちの群れを見る事も。たくさんの種類のサンゴ礁の観賞もできちゃいます。
ホンダベイアイランドホッピングでは、ランチもセットになっているので、朝から夕方まで楽しむ事ができます。
世界遺産巡り
プエルトプリンセサでは、フィリピンに5つある世界遺産のうち、2つの自然遺産に訪れる事が可能。
トゥバタハ岩礁海中公園 (Tubbataha Reefs Natural Park)
フィリピン、スールー海の真ん中にある東南アジア最大ともいわれる珊瑚礁。1993年、世界自然遺産に登録。
パラワン島の東にある2つの岩礁と東南アジア最大の珊瑚礁から形成される海中公園で、様々な海洋生物が生息する美しい海とサンゴの群れは「海の芸術品」とも称されています。
マニラからパラワン島・プエルトプリンセサへ行き、そこから船で約9時間、また3月〜6月しか行く事が出来ません。
ダイビングスポットになっているのでここに行く際には、ぜひダイビングも楽しんで下さい。
プエルトプリンセサ地下河川 (Puerto-Princesa Subterranean River National Park)
パラワン島のセント・ポール山地にある洞窟内を流れる地下河川。1999年登録。
同国立公園がこちらの河川を保護しています。
航行可能な地底河川としては世界最長の8.2kmを誇り、汽水域である川の下流は、独自の生態系が広がっています。
鍾乳洞内を流れる川を一時間程度のボートツアーでまわる事が出来ます。また、パラワン市街からツアーで参加する事も出来ます。パラワン島へはマニラから飛行機で約1時間。
フィリピンの島と言えばセブ島かボラカイ島が日本人には有名ですが、この機会にパラワン島に訪れてみるのはいかがでしょうか?現地のフィリピン人にも、在住の日本人からも評価の高い場所。訪れて損はないはず!